中学・高校生/担当教育者の成果

私立高校/音楽講師(ピアニスト)/T・K さん(女性・34歳)
人の何倍も努力しないと追いつく事が出来ないと思い、200%準備をして、
その内の50%から70%実力が発揮できれば良いと言った感じでいた。
ブレークスルーコースを受講して
自分に自信がつき、100%準備して200%の実力が
本番で発揮できる様になり、プロのピアニストとしての在り方、
表現力が桁外れについた。
質問1
教育現場において教育者として持っていた課題はなんですか?
そしてどんな成果を目指してブレークスルーテクノロジーコースに参加をされましたか?
自分は人の何倍も努力しないと、人に追いつく事が出来ないと言うストーリーを持っており、1日5-7時間の練習、コンクールやコンサートの前には200%準備をして、その内の50%から70%実力が発揮できれば良いと言った感じで、その時はそれが普通で何とも思っていなかったのが(今、思えば)完璧主義の自分に日々ストレスを感じていた様に思う。
いつも人と自分を比べ、本番に強い人たちや本番を楽観的に考えられる人を羨ましく思っていた。
音楽は好きだったが、こんなストレスを日々抱えながらプロの演奏家になるのは正直、嫌だったので、本当に将来自分がどの道に(演奏家か教育者かという様な選択)進みたいのか見てみたかった。
質問2
ブレークスルーテクノロジーコースからどんな新しい気づきや発見がありましたか?
正直、自分のキャリアに直接関係ないと思われる成果がたくさんあった。(両親、姉、付き合っていた彼との完了等)でもその成果達が自分の音楽における自己表現に非常に深く影響があり、自分の実力の限界と思われる壁を作っていた事がわかった。
まず、自分の両親の学歴や職業でコンプレックスを感じており、その事を友人や付き合っている彼にさえ言う事が出来ない自分に気付きました。
お金のかかる東京の私立の音大にまで行かせてくれて、高いレッスン代も当たり前の様に支払ってくれていた両親に対してちゃんとお礼も言った事もなく、親として当たり前だと思い、自分はなんて傲慢で、プリンセスだったんだろうと思いました。
コースを受けてからは両親に照れくさかったけれど、今までの感謝の気持ち、愛しているという気持ちを言う事ができました。当時付き合っていた彼にも初めて(自分にとって、勇気のいる事でしたが)自分の両親の話(職業、学歴等)をする事が出来ました。そして、自分が受け入れられる事の喜びを知って、今まで考えた事もなかった彼との『結婚』も受け入れられる様になりました。
今ではいつも人と比べていた自分や劣等感を持っていた自分は過去の自分であるという風に思えるし、何より今の自分に自信がつき、今では100%準備して200%の実力が本番で発揮できる様になり、プロのピアニストとしての在り方、表現力が桁外れについた。
ヨーロッパを中心に世界中からコンサートの仕事をもらえる様になった。
そのコンサートでも音楽を楽しめる、たまにうまくいかなくても自分を許せる自分が手に入り、毎日が楽しい。
質問3
ブレークスルーテクノロジーコースから教育者として、授業に、子供達との関係に、
あるいは他の先生や保護者、学校との関係にどんな成果を得ていますか?
コースを受ける前は、練習をしてこない、成果のあまりない、話をきかない子供達にイライラしていたし、色々ルールを作ったりして、子供達をコントロールしようとしていた。でもそこには本当の信頼し合える先生と生徒の関係は生まれていなかった様に思う。
コースを受けて、どんな子供達もそれぞれ才能があり、本当の意味でその子達を偏見なく、受け入れられる事が出来る様になり、子供の才能を伸ばすのも伸ばさないのもすべて私の責任であると思える様になった。
練習をしてこない生徒には本当に彼らの立場に立って、彼らの世界にたって、指導できる様になった。
そうすると今まで自分が考えた事もない世界が見えて来て、不思議とイライラする事もなくなり、練習してこなかった生徒が練習してくる様になったり、急にうまくなったりするようになった。
質問4
ブレークスルーテクノロジーコースに参加をして教育者として一番良かったことは何ですか?
もしコースを受けてなかったらピアニストになっていなかった。
(コースを受ける前は)自分は教育者として生きていこうと思っていた。
でもそれは本当の選択ではなくて諦めからの選択だと、コースで気付いた。
今はピアニストとして教育者として両方活動していて、それぞれの分野で自己表現を楽しみ、人に貢献する喜びを味わう事が出来ている。
自分が欲しかった人生は正にこれだったんだ!と、知る事ができて幸せです。