小学生/担当教育者の成果

小学生/教師/K・S さん
自分の描いていた夢とのあまりの違いに失望し、
「本当に教師の道を選んで良かったのだろうか?」と思っていました。
ブレークスルーコースを受講して
一番の成果は、
私は子供達の理解者であるという事に自信がついた事です!
質問1
コース前、教育者として教育現場においてもっていた課題は何ですか?
または、どのような成果を目指してコースに参加しましたか?
そして、コースで何を発見し、どんな新しい行動を取ることができるようになりましたか?
どんな新しい成果を得ていますか?
【教育現場において持っていた問題は・・・】
問題というよりジレンマかもしれませんが、先輩の先生方の子供達に対する関わり方や意欲の無さです。
私は新人なので、子供達の未来を大きくしてあげられる職業に夢と誇りを持って教師になりました。
ですが実際の教育現場の実体とは、学業だけに専念して社会生活を送った事のない先生が、卒業していきなり人にモノを教える立場になり、子供とどう接して良いか分らない、もしくは子供とコミュニケーションを取る事に興味もなく、ただ勉強を教えるのが教師だと思っている先生方が多かった事です。
そんな中で育っている子供達は、どこか教師をバカにしている子や、何か問題があっても教師に相談すら出来ないでいる子、学校の勉強より塾の勉強を重視している子、などなど・・・
教師に信頼を持っていないからコミュニケーションして来ない、先の未来を相談する術さえ知らない子達ばかりで、こちらから何をアクセスしても私に打ち解けてはくれませんでした。
私は、自分の描いていた夢とのあまりの違いに失望し、「本当に教師の道を選んで良かったのだろうか?」と思っていました。
そんな時に、学生の時の友人からブレークスルーテクノロジーコースを勧められました。
【コースで得たかった成果は・・・】
「子供の未来を大きくしてあげられる教師になりたい。生き生きと自分を表現できる子供にしてあげたい。」という気持ちがありました。
でも実はそんな自信もなかったし、とにかくコースを受けて、自分に何かが発見できて、この先教師を続けるか、辞めて違う道を探せるキッカケが見つかるかもしれないという気持ちもありました。
【コース中、私が発見した事は・・・】
「もしかしたら、子供の自己表現を止めているのは、私自身かもしれない!」とキャッチした事です。
正に目からウロコというか、今迄の自分では考えもしない事がいくつか出てきました。
私は、周りの学校教育制度や先輩先生方の在り方に失望し、全て彼らのせいにして、本当は自分もその教育者達と同じ事をしているだけじゃないか!という事を掴みました。
どうせ子供達はこんなもんだろうと、心のどこかで決めつけていて、ちゃんと子供の話を聞いてやれる態度を持っていなかったのは私の方じゃなかったんだろうか!という事に気づいたのです。
【コース後の私の新しい行動は・・・】 
自分自身はいつもと何ら変わった感覚すらなかったのですが、子供達の言っている言葉の一番言いたいポイントが聞こえてくる様になっていました。
これには自分自身にもビックリしました。
私は今迄、こんな風になってしまっている子供達にまで失望し、本当に話たい事を受け取ってやれてなかったんだな〜と思いました。
【今迄とは違う新しい成果が得られた事は・・・】
その時から不思議と、子供達がどんどん私に自分を表現して喋ってくれる様になったのです。
進路や先の未来に不安をかかえて、親のいう通りにはしたくないけど、自分ではどうして良いか分らない・・・という事や、女子は恋バナまでしてくれる様になりました。
一番の成果は、私は子供達の理解者であるという事に自信がついた事です。
今は、本当に教師になって良かったと思えます。
質問2
コース後、あなた自身の子どもたちへの会話の質や接し方が変わりましたか?
何がどのようになりましたか?
今は、子供達の目線から会話が出来る様になりました。
自分自身の学生の頃の体験談や、その時かかえていた問題なども子供達に平気で話す事ができます。今迄は、自分は教える立場だからという観点から見ていたので、自分自身を子供達に分かち合う事をしていなかったんだと思います。
質問3
コース後、子どもたちに何か違いや新しい行動が生まれましたか?
何がどのようになりましたか?
小学4年生の子どもさん(A君)ががらっと変わりました。
A君は、以前学校でいじめにあったこともあり、とても明るい子だったのが教室に来たときはおとなしく、とても礼儀正しい子で、自分は叱られる悪い子だから、良い子になろうと一生懸命頑張っていたようでした。
私の教室に通うようになってから、あんなに控えめだったAくんが、どんどん自分のことを、話してくれるようになり、『自分の夢のために難関の高校を受験する!』と自分で決めて、黙々と勉強するようになりました。
そして、いつも心配をかけてはいけないと以前はいい子だったAくんが、不機嫌そうな態度や、怒りを表現してくれたりするようになり、『いい子』を演じるのではなく、本当のAくんらしさがでてくるようになりました。
その子のお母様から『親以外の大人が、子どもに対していつも力づける言葉がけや、その子にしかない素晴らしいところを伝え続けたことが、子どもに自信を与え、「親以外の人が自分をあるがまま受入れてくれる、社会は安全なんだ」と子どもに気づかせ、学校や、どんな状況でも、怖がらずにチャレンジし、自由に自己表現できるようになった。先生と出会えて本当によかったです。』と感謝して頂いたことが私の大きな成果です。
質問4
コース後、他の先生達や保護者たちとの関係に何か違いが創れましたか?
何がどのようになりましたか?
私はこのコースに参加して、お母様となんでも言い合える信頼のある関係を得ました。はじめは、私もお母様も言いたいことがあっても、これ以上言ったら、どう思われるか、変と思われないように、嫌われないように、文句を言われないようにしようと必死でした。
コースに参加して見えたことは、保護者を敵と見ていたので自分を守って、いい講師として、失敗しないように、あほと思われないようにしていたことでお母様との信頼関係、子どもの成長、発展、満足のある関係を失っていることを発見し、今までの自分を横に置いて、新しくあるがままを受入れられる人として、それから関わるようになりました。
すると、『先生ここはこうじゃないですか?』と間違いを教えてくれる、自分を力づけてくれるパートナーとしてお母様方が現れ、失敗がぜんぜん怖くなくなりました。
『発表会でもっとこうしてほしい』『先生が控えるとわたしも他のお母様も控えてしまうので、なんでも言って下さいね』など、文句ではなく依頼してきてくれ、何でも言い合える関係を得ることができました。
それからお母様方が『ここに来ると落ち着く』、『子どもの成果を安心してお話できる』『他でははずかしがって発表しなかった子が、ここにきてから、人前で自信を持ってなんでも表現できるようになった!』など、うれしい成果をたくさんお話してきて下さるようになり、成果をいつもわかち合える場なりました。
ご家族が、引っ越しや受験などで教室を離れても、成果をメールや手紙で報告してくださっています。
質問5
一言で、教育者として一番良かったことは何ですか?
● 子供から力づけられ、生き甲斐をもらった。
● 子供が成長していく姿から、人の素晴らしさをより深くつかめた。
● 子供達が自由に自己表現し始めた。
●仕事が楽しくなった。
● 仕事として、誇りが持てる様になった。
質問6
教育現場において、今後のあなたのビジョンは何ですか?
みんな違って、みんないい。お互いの違いを認め、受入れあっている社会お互いのいいところを認め、伸ばし合い、力づけあっている社会みんなが今すでにあることを、感謝して生きている源です。